~ IT未経験からの道のり04
その5年間が経ったタイミングで店舗は改装工事になった。
その間、他のアルバイトをして過ごしたが、工事が終わるころにお店から「また戻ってきてほしい」と言われた。
5年間も働いていたので仕事は誰よりも身についていた。ただ生きた化石状態気分になっていた自分はアルバイトをするつもりはなかった。戻るなら責任ある立場で働きたいと申し出た。契約社員としてマネージャーになった。
直営店舗ではなかったので、社員の人は別の会社の人間で、もともとノウハウもなく年齢も50過ぎの人だけだったので、実質自分がすべてを立て直すことになった。
前に在籍していたアルバイトメンバーも一旦解散状態になり、リニューアルオープン時はほぼ新人だらけ状態。
後輩のアルバイト教育は以前からもしていたが、マネージャーになり、採用・教育・シフト管理・売上管理と店舗要員としての役割はすべて行った。半年で200万円の赤字から黒字転換に成功させた。
アルバイト5年・マネージャー5年、合計10年働いた。自分の仕事力はここで身につけた。
十分な実績は出した。いよいよ、契約社員から社員にしてもらうことを会社に嘆願した。
所属会社は駅ビル内店舗などを運営している企業だったが、大手ということもあり、さらに途中から飲食部門はグループ会社として子会社化されていた。
社員への途用を望んだが、当時会社には契約社員から正社員途用の前例も、規則がなかったためか、回答はいつまで待ってもこなかった。
自分自身でも他の会社も考えて、転職活動のためにスカウトなどにも登録した。1つの場所で10年勤めあげ実績も出した人へ対しての同業種サービス業からのスカウトメールは非常に多かった。契約社員でマネージャー止まりでも、店長候補やエリアマネージャー候補として、年収360万円止まりだった私に対して500万円以上の条件でのオファーがきた。
それは偏に一つの場所で頑張って成果を上げてきた紛れもない結果だった。
ただ、私にとってスカウトの条件などは嬉しいものだったが、同じサービス業で考えたときに、今後成功していけることが想像できて、おもしろみを感じなかった。
そこで、店舗で働いていたときに、当時近くに日本語学校があり、留学生が多くお店でアルバイトをしており、そこで仲良くなった韓国人にちょいちょい韓国語の読み書き・発音などを教わっていたので、これを伸ばしていきたいと思い、韓国へ語学留学をする決意をした。
そして、語学留学をすると腹を決めたちょうど次の日に会社から正社員への辞令がおりた。